ひろしま思春期シンポジウム

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Sympo シンポジウム情報

思春期の心理臨床を考える②
~思春期の子の新しい対象関係の体験をどう援助するか~

企 画 者
杉原 幹夫(杉原心理相談室)・橋本 智恵美(杉原心理相談室)
司 会 者
杉原 幹夫(杉原心理相談室)
話題提供者
橋本 智恵美(杉原心理相談室)
井上 真一(瀬野川病院)
湊崎 和範(広島西医療センター)
井上 房美(広島県立心身障害者コロニーわかば療育園)
指定討論者:
乾  吉佑(専修大学文学部心理学科)

このシンポジウムの目的としては、思春期の心理臨床について、われわれの日常の心理臨床活動を検討し討論を深めていくことで、相互に交流しながら、思春期の心理臨床にとって大切な視点を共有していきたいというものである。

思春期の大きなテーマのひとつとして、同性同年代の友達関係(人間関係)と、親との関係の変化が挙げられる。まさに、思春期における新しい対象関係がどのように展開されるか、あるいはどのように困難が生じそれに対してどのように援助していくかという問題は思春期の心理臨床にとって大きなテーマと思われる。

昨年は、思春期の仲間体験の大切さとそれをどのように提供していくかというテーマを活動集団療法的な側面から考えてみたが、今回は、思春期の子が新しい対象関係を体験していけるためにどのように援助していくかということをさらにいろいろな角度から考えてみたい。

進め方としては、話題提供者の方々から、それぞれが日常臨床の中で、思春期の子の新しい対象関係の体験を促していくについて、どのような視点が大切と考えているかということを、事例を素材にしながら話題提供をして頂いて、議論していきたい。そして指定討論者には、ニューオブジェクト論から始まって常に思春期の心理臨床を初め、幅広く奥深い臨床感覚を我々に提供し続けてきておられる乾吉佑氏にお願いした。

思春期心理臨床にとって大切なことがワクワクとしかも実感を持って感じられるシンポジウムにしていきたいと思う。フロアーの積極的な参加を期待したい。

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