ひろしま思春期シンポジウム

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Sympo シンポジウム情報

思春期の心理臨床を考える①
~不登校児、発達障害児を対象とした活動集団療法の体験から学ぶ~

企 画 者
杉原 幹夫(杉原心理相談室)・橋本 智恵美(杉原心理相談室)
司 会 者
杉原 幹夫(杉原心理相談室)・橋本 智恵美(杉原心理相談室)
話題提供者
財満 義輝(広島修道大学)
西村 悦子(ホームスクーリングセンターメイプル)
井上 真一(瀬野川病院)
湊崎 和範(広島西医療センター)
指定討論者:小谷 英文(国際基督教大学)

思春期の心理臨床について、われわれの日常の心理臨床活動を検討し討論を深めていく ことで、相互に交流しながら、思春期の心理臨床にとって大切な視点を共有していきたい。 まず今回は、医師、心理士、教員ほかいろいろな機関の専門職、そして学生のボランテ ィアで構成している広島思春期問題研究会の活動集団療法の体験を素材にして考えていき たい。元々、病院や各機関でかかわっている、対人関係や集団の苦手な子どもたちに、ほ どよい集団体験をしてもらいたいということから始まったものである。その中で、もっと も集中的にかかわる、夏の「ふれあいサマーキャンプ」を素材として取り上げ、ともに考 えてみたい。

進め方としては、話題提供者の方々から、キャンプの概要と活動上大切にしていること、 そして一つの班(女の子班)の具体的なプロセスとそこから見えてくるもの(学んだこと)、 また活動の要となるレクリエーションのプログラムをどのように考えグループのプロセス の中でどのように提供していくか、さらに主治医としてキャンプ前後の子どもの様子から どのように見えてくるかなどを話題提供して頂き、議論を行いたい。そして指定討論者に は、グループ精神療法の第一人者で、グループと個人の精神療法の両方に造詣の深い小谷 英文氏にお願いすることにした。

フロイトが個人の内的な体験に真摯に向き合い、そこから人の心にある普遍性を見出し たと同じように、一つの活動集団療法の体験から思春期心理臨床にとって大切なこと が実感を持って感じられるシンポジウムにしていきたいと思う。フロアーの積極的な参加 を期待したい

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